ベアテ・シロタ・ゴードンさんをご存じでしょうか。GHQ民生局員として日本国憲法草案に携わり、憲法第14条「法の下の平等」、第24条「両性の平等の原則」の条文を作成された方です。ベアテさんを皆さんにもっと知ってほしいと、江南市女性連絡協議会の皆様が中心となって、ベアテ・シロタ・ゴードン展が江南市布袋駅東複合公共施設において開催されました。
ベアテさんの写真のパネルの展示と共に、牧野愛知県副知事の講演、その後パネルディスカッションが計画され、私もパネラーとしてお招きをいただき参加いたしました。牧野副知事は今年から愛知県に見えた女性副知事です。「女性が輝く社会をめざして」と題し、パワポデータに基づいて講演されました。日本は教育・健康面ではトップですが、経済・政治参画では125位と出遅れています。
経済分野を進めるために『女性の労働参加を増やす、男女の賃金格差をなくしていく、女性の役員・管理職・起業家を増やす、就業分野の男女差をなくしていく』と話されました。あいち女性の活躍促進プロジェクトを紹介され『女性の活躍に向けた気運の醸成、保育サービスの充実、再就職及び企業の支援、キャリア形成のための環境整備等』で働く女性のサポートをしていくと言われました。
その後のパネルディスカッションでは、元県議の奥村先生、江南市の村瀬県議、土井江南市議、そして私で、女性活躍社会をどのように進めるか順番に発表しました。私は議長時代に議会会則明文化を進めたことを話し、以前は出産の項目が「不慮の事故」でしたが、産前・産後休暇を各都道府県・市町村議会にきちんと明文化するように呼びかけ会則が作られたことをお話しました。
また先進国であるフランスは男性議員が51%、女性議員が49%とほぼ男女同数の議員で構成されていることを話しました。それは候補者の数を同数にしないと政党助成金が削られるからで、クオーター制がなくても女性議員が半数いるのです。子育てや介護等、生活に密着した部分で女性が関わっており、国民の生活に密着しています。女性の声をもっと政治に届けたいとお話しました。